日々エンジニアとして働いていて

  • 実務経験が長いのにほとんど技術力が身についていない
  • 覚え得るのが遅くて同期と技術力に差が開いていて焦っている
  • プログラミングが楽しくなく、このまま続けてよいか迷っている
  • どのように技術力を上げていけばよいのかわからない
  • 現場が技術力を向上させていける環境ではない

と感じたことはありませんか?

  • 他に内定がとれなかったからとりあえず内定がとれたSES会社に就職してしまった、
  • 本当は技術志向でバリバリ開発をしたかったのに選ぶ会社を間違えた、
  • 扱う技術が古くてどんどん出てくる新しい技術やサービスについていけていない

ということもありますよね。

技術力のないエンジニアが生き残るには?【適性、努力、志向、環境を確認しよう】

今回は、技術力がないと感じるエンジニア向けに、

  • 自分のエンジニアとしての適性があるか
  • 自分の努力が足りているかどうか
  • 技術志向かマネジメント志向か
  • 今の現場がスキルアップできる環境か

どうかを確認してもらって、

今後のキャリアアップにつなげる方法について解説していきます。

自分にエンジニアとしての適性があるかを確認しよう

プログラミングは他の仕事と比べて、
向き不向きの差がはっきり出る傾向があります。

ほとんどの場合、高度な数学的知識などが必要とされるわけではありませんので
理系か文系かなどはそれほど重要ではありませんが、
論理的思考が求められ、新しい技術が次から次へと登場するため、

物事を体系づけて考えることが得意だったり、
新しいことをどんどん覚えることが楽しいと感じられる場合は、
そうでない場合と比べて技術力の向上する速度が速いということがあります。

このように、エンジニア適性があるエンジニアは
自分では大して努力をしていないつもりでも
日々の業務以外で様々な新しい技術を試してみたり、
自分専用のツールを開発したりしてどんどん技術力を伸ばしていきます。

それを楽しいと思えないエンジニアは
業務以外でプログラミングに関わることはほとんどなく、

業務でもわからないことは先輩などに訊いてしまったり、
受動的に作業をこなすだけで、体系的に技術力を確立していけないので、
他のエンジニアに頼らないと業務を行えなくなってしまいます。

その結果、

  • 実務経験が長いのにほとんど技術力が身についていない
  • 覚え得るのが遅くて同期と技術力に差が開いていて焦っている
  • プログラミングが楽しくなく、このまま続けてよいか迷っている

ということになってしまうのです。

もし、自分にはエンジニア適性がないと明確にわかっている場合は
エンジニアとしての技術力向上を諦めて他の業種に転職した方が良いこともあります。

ですが、エンジニアとしての適性がなかったとしても
人とのコミュニケーションが苦でなければ、
マネジメント適性は高いかもしれません。

開発業務は必ずしも技術力があるエンジニアがいればよいわけではなく、
マネジメントする人も当然必要になりますので、

それまでの知識や技術を生かして
マネージャーへのキャリアアップしていくことが有効なこともあります。

ですので、自分のエンジニア適性がなかったからといって
それほど悲観的になる必要はありません。

自分の努力が足りているか確認しよう

実務経験が浅くて、まだ自分にエンジニア適性があるのかないのか明確にはわからないが、

  • 実務経験が長いのにほとんど技術力が身についていない
  • 覚え得るのが遅くて同期と技術力に差が開いていて焦っている
  • どのように技術力を上げていけばよいのかわからない

という状況になっている場合は、
自分の努力が足りているのかを確認する必要があります。

前述したとおり、適性のあるエンジニアは個人的興味を突き詰めるために
業務時間外でも自然にプログラミングに触れており、
自分が努力しているという意識がほとんどないということがあります。

このようなエンジニアの話をうのみにして、
自分も大して努力しないままだったりすると、
時間の経過とともにどんどん技術力の差が生まれてしまうのです。

このように自然と努力できるようになるには
プログラマーとしてある程度の成功体験を積む必要がありますが、

他に内定がとれなかったからとりあえず内定がとれたSES会社に就職してしまったという人は
このような成功体験がほとんどなく、いきなり実務でのプログラミングが余儀なくされている場合、
自分の技術力と実務で必要とされる技術力とのギャップに苦しむことになります。

そのため、プログラミングがつらく楽しくないものという
認識がどんどん大きくなってしまい、
成功体験を積むどころか、失敗体験をより多く積むことになってしまうのです。

このように、努力不足で実務に必要とされる技術レベルに追いついていない場合は、
なるべく早くそのレベルへと到達する必要がありますが、
そうであってもやみくもに努力すればよいわけではありません。

まず、自分の技術力と業務で必要とされる技術力を比較して、
何が自分に足りていないのかを明確に把握する必要があります。

その原因としては、

  • 基礎的なIT知識が足りていない
  • プログラミングの技術力が足りていない
  • 業務知識が足りていない

ということが考えられます。

特にわからないことはすぐ先輩や同僚に訊いてしまう人は、
自分で調べたり、実際にサンプルコードを書いて
試行錯誤するといった経験が足りていないため、
実際に役立つ技術力がなかなか身につかないのです。

もちろん、わからないことを訊かないで
時間ばかりが過ぎていくことは避ける必要がありますが、

まずは自分で調べてみたり試してみたりして、
それでもわからない場合は他の人に訊いてみるといった姿勢が重要です。

その他には各種勉強会に参加してみるという手もありますが、
基礎的な技術力が身についていない状態でそのような勉強会に参加しても、

他のレベルの高いエンジニアとの差を見せつけられて
ますます自信を失うことになりかねませんので、

まずは、自分のペースでコツコツ地道に
技術力を向上させることをオススメします。

技術志向でないなら、マネジメント志向になろう

自分になりに努力してみて、それでも技術力の向上を実感できないなら、
やはりエンジニアとしての適性が足りなかったということも考えられます。

このような場合、IT業界以外の他の業種に転職するという手もありますが、
せっかくここまで頑張ってきたのであれば、それまでの知識や技術を生かし、
自分の適性にあった業務を行う方がキャリアアップの近道となることもあるでしょう。

開発業務は技術力のあるエンジニアだけがいればよいのではなく、
そのエンジニアのタスクを管理したり、顧客との調整を行う人が必要です。

特に技術力志向のエンジニアは他者との調整にはあまり興味がなく、
いい意味でも悪い意味でも内向きで、技術力の向上ばかりを追求する傾向があります。

もし、あなたが他のエンジニアや顧客との調整やコミュニケーションが苦ではないのなら、
早いうちにマネジメント業務に関わるようにすると、それまでの知識や技術が無駄にならず、
自分の適性を生かした業務を行う事もできるようになるでしょう。

このように、キャリアアップしていくには自分の適性を把握することが重要で、
まだ適性が明確でない場合でも自分なりに努力していくことが必要となりますが、

仮に自分のエンジニア適性がなかったとしても、適正のある業務に転換し、
それまでの知識や技術を生かしていくことも可能ですので、

自分の努力が無駄になることを恐れずに行動していくことが大切です。

技術志向なのに技術力を向上させられるような環境ではない場合は環境を変えてみる

自分がどんどん技術力を向上させていきたいと思って努力しているのに、
なかなか技術力が向上しない場合、会社や現場自体が技術力志向でないという事も考えられます。

具体的には、

  • 古いシステムの保守業務ばかりで古い技術しか扱わない
  • エンジニアの数が少なかったりレベルが低く、技術について話せるエンジニアが周りにいない
  • 同じような業務を担当させられていて、各エンジニアに技術が固定されてしまう
  • 会社や上司が技術力を軽視しており、ほとんどの開発やサポートを外注先に委託している
  • 勉強会を開いて自主的に技術料を向上させようと思っても、会社や上司に邪魔される
  • 失敗することや損することを恐れて、前例がないことや新しいことをやろうとしない
  • 優秀なエンジニアがどんどん辞めていってしまう

といった現場では、いくら技術志向のエンジニアといっても、
技術力を向上していくのは困難です。

エンジニアが技術力を向上させ、市場価値を上げてキャリアアップしていくには、
様々な実務の中で技術力を磨いていき、スキルの幅を広げていくことが重要です。

もちろん、独学や勉強会でもある程度知識を身に着け、
ある程度技術力を上げて行くことは可能ではありますが、

実務で培われた技術力ではありませんので、
実務能力を重視する企業からの評価はやはり低くなってしまいます。

せっかく本人にエンジニア適性があり、
技術志向で技術力を向上させたいと考えているのに、
このような会社や現場でくすぶっているのは非常にもったいない状態ですので、

上記の例に当てはまる場合は、早々に環境を変えた方が技術力向上に役立ちますし、
技術志向の姿勢を評価してくれる会社に転職した方が給料も上がる可能性があります。

どのような会社が自分にあっているかわからない場合は、IT・Web転職を希望されるなら、
レバテックキャリアに登録してみてプロのエージェントに相談してみることをオススメします。

将来的に、独立・企業を考えており、なるべく早く資金を稼ぎたいと考えているのなら、
単価の高いフリーランス案件を紹介してくれるレバテックフリーランス
登録してみて、自分にあった案件を探してみるのが良いでしょう。

これらのエージェントに登録しても必ず転職したり、
その案件に参画しなければならないというものではありませんので、
自分の視野と可能性を広げるためにお気軽に相談してみてはいかがでしょうか。

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